トケグチアワユキ

アメリカン・ユートピアのトケグチアワユキのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
5.0
途中、デイヴィッド バーンがEverybody’s Coming To My Houseという曲のmcで、デトロイトの学生にカヴァーされた話をするんだけど、このエピソードがすべてだと思う。
これ以上書くわけにはいかないけど、オルタナティヴに含まれるスノッブな感覚を捨てきれないクソじじい(私のことね)は、ここで号泣するわけ。
オリジナルのアルバムも、ブロードウェイキャスト版のライヴアルバムも聴き倒してから観てるけど、字幕のおかげで理解も深まるし、ホントに最高の体験。
もちろん音楽自体も世界最高レベルなのはいうまでもないし、音だけ聴いても充分に楽しめるよ。
現在進行形のアート全体を意識的に享受する気持ちのある人にはマストな作品。