もうジジイだからさ、観おわった瞬間、さとうほなみが演じた教師(山本)以外、役名と俳優の名前も一致しないし、顔も判別できないし、それが補習組か水泳部なのか区別できない。
そういう、年に10本も映画を観>>続きを読む
タイトルどおり。
橋本愛主演の、愛の深度の尺度について、ちまちまぐちぐち偏執的に考える名作。
とてもDopeな名作だと思います。
宣伝などに使われているビジュアルが派手なので、そういう、いわゆるヴ>>続きを読む
もう何回観たかわからない。
正直に言うと4Kレストアされたからと言って、今まで見たこともないものが見えたり、聞こえなかったものが聞こえたりするわけじゃない。
解像度は上がったかもしれないが、40年前>>続きを読む
こりゃトンデモ映画だね。
「光石研の東京古着日和」という深夜ドラマからの派生系として、さらば森田を主演にし、大阪を舞台にした劇場版。
BSフジ4Kでテレビ鑑賞。
別に文法を無視してたって、そこに意>>続きを読む
評判を目にする機会がすごく多くて、どんどん気になり始め、ついに観に行った。
評判に違わぬ、観ごたえ十分な良作。
観に行こうと最終的に決めたのは、脚本が上村奈帆だとわかったから。
もちろん原作が監督な>>続きを読む
フランソワ オゾンの今年2本目の日本公開新作。(3作目らしい!! マジか)
大ヒットらしいよ、フランスで。
そりゃそうだろうな、めっちゃおもしろいもん。
サイコーだわ。
【以下は読まずにぜひ劇場へ】>>続きを読む
いきなり時制の少しだけズレた主人公が同時にふたり出てくる。
ひとつの画面に同一人物がふたり存在する。
サイケデリックだなー。
もうストーリーとかぜんぜんわかんないと思うよ。
なんかいろいろと起きるけ>>続きを読む
劇団た組の作 演出を手掛ける加藤拓也による劇場用映画第二作。
ことし2023年春に池袋の東京芸術劇場で上演された、劇団た組の『綿子もつれる』と基本的なプロットは同じと捉えても問題ない。私はそう思う。>>続きを読む
Amy Winehouseのことはいつ知ったんだろう。
まあ私のことだから、bootsのtreeサイトとかでバカうまシンガーがいるとか話題になってて拾って聴いてみたんだろうけど、いつの間にかSharo>>続きを読む
なんとまあ傲慢で、呆れるほどお下劣な映画監督が主人公の悲喜劇。
映画の中でうっすらと、いわゆるハリウッド大作を揶揄するようなセリフも出てくるけど、実にフランス映画らしいシニカルなストーリー。
今どきこ>>続きを読む
GYAOでほかの映画を観たら、おすすめされてしまった城定秀夫のおそらく劇場用ピンク映画として制作されたであろう作品。
主演の蒼井そらが原案のマンガ作品を原作としている。
70年代の四畳半フォークをさ>>続きを読む
この映画のアウトラインはだいたい把握しているけど、原作者の紗倉まなのことで知っているのは名前と職業だけで、この小説を読んだこともないし出演作を見たこともない。
瀬々敬久の作品も見たことないかな?
メイ>>続きを読む
タナダユキらしい(インナー)パンクスピリットあふれる作品。
なにせ、エンディング音楽が The ピーズだからな。
さすがはタナダユキ。音楽センスは渡辺信一郎以上の的確さ。
音楽の聴き方に気骨が見える。>>続きを読む
ネタバレ心配御無用。安心して読んでいいよ。
根本宗子の舞台を観つづけてきたが、まさかこんなエピローグが待っているとは想像していなかった。
え? 舞台の終わり違ったよね? それとも私が忘れてる?>>続きを読む
音楽を取り巻く環境(産業構造)は、インターネットによって大きく変わった。
が、音楽自体はなくならない。
常に新しく生まれ変わる。
このドキュメンタリーに登場するすべての人が、過去の偉大なる発明者にリス>>続きを読む
テレビのスイッチを入れたら、いきなり「泥棒成金」が始まった。
つい座り込んで最後まで観てしまった。もう何回も観てるのに。
何度観てもやっぱり面白いねぇ。
余計なこと考えず、映画の世界にスーッと入り込>>続きを読む
ちょっと今、映画のこととか考えてる余裕なくて、とは言いつつ7月スタートのテレビドラマのチェックはとりあえずしてんだけど、この映画のことぜんぜん知らなかった。
ネットで偶然ポスタービジュアルが目に飛び込>>続きを読む
何か書こうと思うけど、ちょっと言葉が出てこない。
たとえば私がいま、更紗と文に感情移入し、流浪してもなお生き続けて欲しいと願うことすら、身勝手な干渉であると言わざるを得ない。
親でさえ不可侵な個は、自>>続きを読む
テレビアニメ熱烈支持者としては2時間の答え合わせを観た感じ。
大好きな作品だからぜんぜんイヤな気分じゃないけど、テレビアニメ最終回の時点で自分なりに納得しているわけで、追認というかていねいな答えの摺り>>続きを読む
ノスタルジーだけしかない。
この映画からも原作からも、腐臭がする。
こういうストーリーを他人に見せるメンタリティに吐き気がする。
同時代を遠くない環境で生きていた経験を持つ者として、この空気を肯定す>>続きを読む
スクリーンはむせかえるような生の匂いで満ち溢れ、息苦しく、映画館の座席でそっとマスクをはずし深呼吸をした。
死と生は、布切れ1枚ベニヤ板同然の壁1枚で隣り合わせて、しかしその薄い隔たりは頑なだ。
小>>続きを読む
正直、この夫婦はありえねぇな。
これで家族計画 (文字通りの意味で取ってね)とかマジ最悪。
だからこそ本編が意味を持つと言われれば、そのとおりだし。
でもさ、この夫婦関係が本編の因果関係だとしたら、逆>>続きを読む
北村匠海・黒島結菜主演。
アマゾンプライムで限定配信されている彼女(黒島結菜)目線で語られるスピンオフ作品「ある夜、彼女は明け方を想う」を、劇場で併映するイベントで鑑賞。
ポップコーンの北村匠海ファ>>続きを読む
あぁ、なるほど。
他の方のレビューを読んで、いま制作の経緯を知った。
違うタイトルつけて長編にしてほしいなぁ、やっぱり。
吉村界人以外、俳優は全変更でいいから。
あとそのブランドがメンズだけだとし>>続きを読む
Kid Fresino というラッパーとAマッソというお笑いのコンビが一緒にライヴをすると聞かされて、へぇぇぇ、でも中途半端になりそうと思った。
ただまあ、興味がないわけでもない。Kid Fresin>>続きを読む
まず最初に言っておきたいのは、私にとって満足感のすごくある、とてもいい映画だったってこと。
ずっしりと重みのある、見応え充分な作品。
ただし、1回観ただけではわからないことだらけだった。
というか、こ>>続きを読む
コロナパンデミックにおける、Gorillazのワールドツアーに代わるプロジェクトだと思われる配信ライヴショウを、映画館の大きな音と画で観るというのがコンセプト。
配信ライヴショウをリアルタイムで観られ>>続きを読む
どうしてもフランス映画が観たくなって、手っ取り早くネットで観られるものを探した結果みつけた、いわゆる現代の"Summer Of Love"映画。
特に何も解決しないし、示唆されるようなテーマもない。>>続きを読む
80年代後半、「ブレードランナー」との2本立てで、じゃない方の作品として観て、いたく感動し、もう一度大きなスクリーンで観たいと思い続けて三十余年、ついにそのチャンスが訪れた。
モンティ パイソン日本>>続きを読む
半世紀以上も前の人形劇特撮。
幼い頃にテレビシリーズが何度も放送されていて、よく観ていた。
これは当時劇場用にシリーズとは別に作られた長尺作品。初見。
2000年代に入ってからNHKで放送するために新>>続きを読む
神なんていない。
私は断言する。
しかし、音楽はある。
いま鼓膜を震わせ、体を揺らし、心を締め付ける音楽がここにある。
こんなに確かなことが他にあるだろうか。
50年間、その存在が黙殺されていたとして>>続きを読む
こいつらは一体ナニに決闘を挑んでいるのか。
ナニに決着をつけようというのか。
青春は混沌の中にあり、悲しいほどにコミカルで切ない。恥ずかしい。ドンキホーテかよ。
肩をすぼめ、首は埋まり、猫背。
つん>>続きを読む
最高でしょう。
大好き。
やっぱり私には音楽しかないの。
映画である前に音楽が最高すぎて、じっと椅子に座ってられないくらい。
ニューヨークのヒスパニック系音楽といえばかつてはサルサだったわけだけど、>>続きを読む
ゴッリゴリの Fishmans リアタイ世代。
うぜぇジジイなのを先に断っておく。
正直言うと、観る気なんかなかった。
新宿のジャズクラブで昼日中からライヴ聴こうと勇んで来てみたら中止だった。>>続きを読む
途中、デイヴィッド バーンがEverybody’s Coming To My Houseという曲のmcで、デトロイトの学生にカヴァーされた話をするんだけど、このエピソードがすべてだと思う。
これ以上書>>続きを読む
消えてしまった自分、忘れられた存在。
見られたい姿、理想とする自分。
手の届く関係、妄想の身体。
絶滅種が絶滅に至ったのは、絶滅したかったのか、せざるを得なかったのか。
絶滅したのか、させられたのか>>続きを読む