Arsenyevich

アントワーヌとコレット「⼆⼗歳の恋」より 4Kデジタルリマスター版のArsenyevichのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドワネルシリーズ2本目。
反抗心に満ち溢れた家出少年も、
ついに立派な社会人に!と思いきや今度はストーカーになっていたお話。

トリュフォー自身の実体験を色濃く反映させたようだが、この直向きさが逆に怖い。
ジャン=ピエール・レオはこういう実直過ぎて不器用な役柄が本当に似合う。
ゴダール作品でも、立ち回りは共通してる。

ラストは少し物悲しかったな。
二十歳の恋って、自分をよく見せようとして背伸びしたり、急に子供になったりで、お互い素直な気持ちをぶつけ合う先は残酷な結末しかなかったり。

まだまだ続くドワネルの今後に期待。
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