Amber

猿の惑星/キングダムのAmberのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『猿の惑星』はオリジナル版とティム・バートン版までは何となく観た記憶がある。オリジナル版は6作だった記憶があるが、調べてみると5作だった。オリジナル版は全部観たかどうか記憶が定かではない。『猿の惑星 キングダム』の公開のことを知って、観ていないリブート版の3作を観ようかとも思ったが、観ないうちに『猿の惑星 キングダム』の公開になってしまった。調べてみると、『猿の惑星 キングダム』は他の作品とは繋がっていないので、予習する必要はないとわかり安心した。▶『猿の惑星』のコンセプトはもうわかっているので、新作は物語の面白さで魅せるしかない。そういった意味でSFとしての目新しさがなく、退屈で眠気を催しもした。▶途中、オリジナル版の音楽を取り込んだ音楽が流れていた。懐かしかった。また、海岸線の砂浜を馬で行くシーンがあったが、これはオリジナル版第1作へのオマージュだろうか。▶オリジナル版第1作のラストは猿の惑星は地球だった、という衝撃のラストだったが、『猿の惑星 キングダム』のラストを観て、オリジナル版のコンセプトを逆手に取って、観る者には猿の惑星は地球だという思い込みがあるが、『猿の惑星 キングダム』のラストは、猿の惑星は地球ではなかった、という逆の意味で衝撃的なラストのように感じた。そう推測する根拠は巨大パラボラアンテナと天体望遠鏡だ。300年後ということを考えると、火星あたりに人類や他の動物が移住していてもおかしくない。そこでウィルスにより、人類と猿の逆転が起こった。地球には人類が残っており、ボロボロのように見えた巨大パラボラアンテナだったが、音声のやりとりくらいはできるのかもしれない。最初は宇宙ステーションかな、と思ったが、アメリカの地名を言っていた。地球上のあちこちに人類が散らばっているのか、とも思ったが、何か違和感を感じた。それで地球のアメリカと交信しているのか、と思った。さらに想像を逞しくするならば、ノアやノヴァ=メイが天体望遠鏡でのぞいた先には、望遠鏡の先は曇っているように見えたが、不鮮明ながら地球が見えていたのではないか。
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2024.5.12。イオンシネマ越谷レイクタウン。字幕IMAX。スクリーン2。
F-17。20:00〜22:35。入場特典=ポスター。グッズはパンフレットのみ購入。
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