Amber

陰陽師0のAmberのネタバレレビュー・内容・結末

陰陽師0(2024年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

歴史ものは説明のシーンがつまらなくなりがち。特に陰陽寮のシステムは私はわりと知っているが知らない人には難しい。それを佐藤嗣麻子の脚本はわかりやすく、また、映像の見せ方がうまい。▶奈緒は電車のドアにレバウェルの魅力的な笑顔の広告をよく見かける。博雅への想いが爆発した演技は流石だった。▶陰陽師の末裔?の加藤保憲=嶋田久作(『帝都物語』)が出ていた。▶晴明の100人抜きは圧巻。狩衣をうまく使ったりした見たことのない殺陣だった。▶博雅の両親は狐に殺された、と『陰陽師:とこしえの夢』では言っていた。『陰陽師0』でも両親が殺された話が出てきた。▶「行こう」。晴明が博雅に言う定番の言葉だ。小説ではそれに博雅も「行こう」と返す。▶物質化できるという晴明。呪をかけることで物質化したように見せるということか。▶金の龍は?という博雅の晴明に対する質問に私は徽子女王の博雅への想いだろうと推理したら当たっていた。▶晴明の呪をかける際の手の動きは専門家に教わるのかと思っていたが、エンディングロールで「呪術監修 加門七海」とあった。加門七海があの手の動きを考えたのだろうか。
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