桃

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)の桃のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2023年7作品目。

こればかりは何歳になっても劇場で観たい。どんなテーマでも裏切られることがないし、自分の人生と並行して少しずつハイテクになっていく(しかし年齢は変わらない)コナンくん達を観るのは面白い。

彼らは新しい施設ができるたびに園子から招待され、事件が起こるので、近くに向かうのは控えてもらう方がよい。
新しい施設もできるたびにコナン君が近寄らないように気をつけた方がよい。
園子もそろそろ誘う相手を考えた方がよい。

蘭姉ちゃんが本当にかっこいい。
ジャンプ力が半端なくて、ビル2階から地上階へ飛び降りるのは余裕で、逆に1フロア分くらい跳んで犯人追いかけることもできるので、特殊部隊顔負けである。
ナイフを前にも戦闘姿勢を変えず戦いながら、無事に救えた後に「無事でよかった」と抱きしめる母性まであり、同じ女性であるが、惚れてしまう。

そんな蘭姉ちゃんに頼りきりの警察部隊(動いているメンバーもいるが)。警部補よ、「右蹴りの後左に寄りがち」って評論する暇あれば先に捕まてくれ。蘭姉ちゃんも守るべき市民なのである。

そして今回は、今後も増えそうな監視カメラの弱点曝けや、ディープフェイクがテーマになっていたが、
便利な技術って常に悪用されるリスクは想定必要。ファクトって頼りにならないよね、というのを改めて。
今後のファクトチェックって何を持って行うことになるやら。

ウォッカの意外な一面、後輩思いなん。めっちゃ丁寧に教えてくれる。そして援護射撃。「予定にないことはしない方がいい」嘘に嘘重ねるタイプのやり方の場合はまさにそう。案外冷静、或いはウォッカも実はネズミだったら面白いのに。(ロープが簡単に外れたことで、味方を疑わないのも気になる)

組織内にて無理な出世を中途半端に狙うと息の根を止められる、やるなら徹底的に。
みたいなところは、大人向け映画感。

スマホとスマホで電話、再会、バーボンとライ。

阿笠博士のドライビングテクもなかなかのもの、誰か褒めてあげた方がいい。

今回はゲスト声優は沢村一樹さんだったのか、全然気づかなかった。

エンディングのスピッツ、素敵。
桃