桃

赤と白とロイヤルブルーの桃のネタバレレビュー・内容・結末

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2023年11作品目。

メタモルフォーゼに続いたのは、偶然です。

何も気にせず発言すれば、美しかったです。
純粋に、2人が冗談いいながら少しずつ距離をつめて、素直になっていく様に、ただ栄養をいただきました。

気になりつつも、立場上一線越えるのが難しいよなぁ、というケース、ありますが、王室って特殊ですよね。
どう乗り越える?というところ、「自分たちのタイミングで発表させて欲しかった」と認めるのが、描き方として、良かったと思います。

それぞれお母さんが強い、というのが現代的ですね。お父さんの在り方も素敵。

カミングアウトしたあとの、親の反応が良かったですよね。

-運命の相手かどうか見極めて
前に進むしかない

-崖じゃないことを祈って
ジャンプするしかないんだ

あとは、王子が別れるか突き進むかの瀬戸際で、愛を告げるシーン

-待っていて欲しい
いつか僕の伝記を出すときには
君のことを
一部に載せるよ
君への愛を


フィクションなのでつっこむなというところですが、少しだけ触れると、学芸員の卵として、博物館のシーンで「SECOM入ってるー?!」と過ってしまいました。
ちゃんと根回しして、監視カメラでみられること前提ではあったというところなんでしょう。(それが外に出ることは想定外ながら)
桃