小さい丸がどんどん迫って来て、
ここがトンネルの中だったことを知る。
真っ暗なトンネルを抜けると一面のミドリ。
新緑の青さが目にしみる。
木々が風にそよぎ、遠くの山々を、雲を眺める・・・。
こ…
労働が全部奪っていってしまった悲しい恋の結末。なんだかとてもやるせない。
悲情城市もそうだが主人公の物語を見ているはずなのにその背景にある台湾社会の物語を強く感じさせる。侯孝賢の意識が強くそちらに…
(別媒体から感想を転記)
2023/07/08
2年ぶりに鑑賞。前観た時は気が付かなかったのだが、この映画、布が大役を果たしてる。観た後にこんなに爽やかな印象が残るのは、山々のフレッシュな緑が画面…
ファーストカット、ラストカットが美しい。
アフンの目と「やめてよ」の言い方が良かった。男の良心に縋るようだったし、共に過ごしてきた時間を含ませた言い方だった。
駅のホームでのシーン、爺さんがどこか…
ホウ・シャオシェンは時間と空気を描ける映画作家だと改めて確信させられる
1人の少年の初恋というとてもミニマムでありながら、背景にある社会の大きな主題が同居している
小ささと大きさが見事に兼ね備えられ…
トンネルで映画が始まり途中坑道などもでてきますが、屋内の暗いところから奥行きを撮った画面もまたトンネルのようであり、映画やテレビ画面が映るときもトンネルのようです。
看病していた女がバルコニーを出…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭のトンネルを抜けた先の緑の景色にまず引きつけられたが、全編通して風景描写がとても繊細で心が洗われるようだった。風景と同じく引きのショットでそこで暮らす人々の自然な生活が繊細に美しく切り出されてい…
>>続きを読む昔好きだったのでまた見返してみたが、こんなもんだったっけという印象が強かった。
故郷での日常の様子を一つ一つ丁寧にフィルムに残しているのは分かるが、何かただ撮っただけという印象のカットが多い気がした…
©CENTRAL MOTION PICTURE CORPORATION 1987