恐山の女に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『恐山の女』に投稿された感想・評価

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TagTak

TagTakの感想・評価

4.0

女郎が運命の悪戯で男を死へと導くサゲマンとなるヘヴィネスな傑作。水揚げした中年と初恋の青年が親子だった逆親子丼展開以上に、親子が死んで残った長男と恋仲になる逆兄弟丼展開に驚愕。カルト教祖の東野英治郎…

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五所平之助大会@フィルセン。
外部プロ製作の松竹映画だが、日活で売り出した吉村実子に、大映の川崎敬三や、東宝の中北千枝子などが出ている、ちょっと不思議なヴィジュアルの映画だった。
これまた脚本構成が…

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アノ

アノの感想・評価

3.7

究極のサゲマン女の半生をおどろおどろしく描いていくかと思いきやラスト10分の除霊パートが意味不明なテンションでワロタ。ちょっとキム・ギヨンっぽい。
ショットは絶好調で、特に3人目の男が死んで実家に帰…

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イタコは本物だったが、終盤のエクソシズムの行者の東野英治郎の胡散臭さ、すたこら帰る後ろ姿が最高。〇〇らじゃ、ズッパど〇〇などの津軽弁、津軽と南部、同じ県の出身地で蔑み合う女郎たち。池野成の大袈裟に不…

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ホウ

ホウの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悲劇なのにラストの怪しいインチキ展開で、思わず顔がほころんでしまう珍作品でした。
一

一の感想・評価

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暗澹とした気分になる典型的な廓モノで、冒頭で主人公・吉村実子の死は示されるので、粛々と因果な悲劇が進んでいくだけなのだが、川崎敬三が思わぬ形で退場するあたりからその不条理性が現実離れしてきて、ラスト…

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親子丼ぶりへの祟りこじつけを超えるトンデモ行者・東野栄治郎。結局、娘売って安穏に暮らしてる吉田義夫と菅井きんへの祟りでは。顔立ちは土俗的だけど仕事に慣れると都会的な口調の吉村実子。

恐山はあまり関係なく、「廓モノ」の趣が強い。
東北の土着神“おしら様”の祟りに触れた売春婦・吉村実子の身に起こる悲劇が描かれる。

“おしら様”というと、『千と千尋の神隠し』に出てくるあの大根みたい…

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悲しい作品でした。お客が相次いで亡くなったのは偶然なのに、さもさも
悪霊が取憑かれた魔性の女にされて、胡散臭い行者の祈祷で死んでしまった可愛そうな娘のあやこ。あの世で愛する彼と会えたかなぁ。
あの行…

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