bryant

ゲームのbryantのネタバレレビュー・内容・結末

ゲーム(1997年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

デイビットフィンチャー作品として期待し鑑賞。

50歳手前の金持ち投資家ニコラスが、ダメダメ弟コンラッドにプレゼントされたCRSなる会社の紹介状を片手にその会社を訪れた後、家の監視に始まり、家の侵入、タクシー運転手やウェイトレスに襲われる恐ろしい体験をする中で、その黒幕や目的を暴こうとする物語。

主人公が人生のどん底に突き落とされる切迫感や臨場感はすさまじく、感情移入してしまい見る側もとても胸が苦しい。
一方、ラストのどんでん返しは、さすがに無理があると思わざるを得ない作りになってると感じた。第一に、主人公のニコラスはスタートから全く悪い人ではなく、むしろ仕事熱心で弟思いのいい人間であり、「ゲーム」による更生は全く不要であること。次に、「ゲーム」の手が混みすぎてて、幾度となく人に騙されて、死にかけたりするためこれで更生が出来てもまったくうれしくないこと。
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