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THE FIRST SLAM DUNKのbryantのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

slam dunkの最後にして最高の試合である山王工業戦を、宮城リョータの過去と共に描いた映画。

アニメとは思えないリアリティや臨場感、スピード感、緊迫感で、過去最高のスポーツアニメーション映画だと感じました!

特にリアリティには脱帽。
一つは、全てのバスケモーションに対するリアリティ。バスケ経験者が見れば誰もが驚くほどに、登場する全てのモーション(ドリブル、レイアップやシュート、オンボールオフボールでのボディコンタクト、攻め守りの走りや声かけや応援も含めた全ての手・足・体全体の細かな動き)が自然(というか、まるで実際の試合をそのままアニメにしたかのよう)で、一つのバスケドキュメンタリー映画を見てるかのようでした。

もう一つは、個々人のセリフが試合の自然な時間感覚の中で発せられていること。スポーツアニメでありがちな時間軸を無視したやりとり(物理時間わずか1秒の間に10秒以上かかるセリフのやりとりがなされるような他のマンガ・アニメでありがちな不自然なもの)は一切なく、原作のslam dunkが実際の世界で再現されたもののように感じました。(実写ではありませんが、まるで実写を見たかのような満足感です)

原作との違いや元アニメとの声の違いは全く気になりません。リアリティを追求した最高の映画でした。
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