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226(1989年製作の映画)
2.5
ショーケン主演のオールスター映画と思い期待して見たけれど、冒頭の「君側の奸」殺害シーンがいちばん見応えがあった。事件を決起から時系列順に見せていくという『日本のいちばん長い日』的手法がやりたかったのはわかるが、226事件は最初がピークで後は転がり落ちていくだけなので、「いちばん長い日」技法では面白くなり得なかったのだと思う。226事件を、よくいえば冷徹な目線で、悪く言えば盛り上がり所なく描いた作品といえそう。こんなシーンに仲代達矢が!という、名優ウォーリーを探せ映画と考えれば、楽しめないこともない。