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暗殺の森(1970年製作の映画)
4.5
正直ストーリーはあってないようなものと考えて、その映像美をとことん楽しむタイプの作品だと思う。だからといって内容がお粗末というわけではもちろんなく、ファシズム政権下での自分の属性に悩む主人公の葛藤や、老教授とやり取りなど、さすがモラヴィア原作といったところ。原作からの追加要素として、視覚障害のある主人公の友人が追加されているが、ナチ政権下において、障害者は同性愛とともに迫害の対象であったことを考えると、納得の改変。