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A.I.のtomoのレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
3.5
王道の題材を正面から仕上げた作品だが、お母さんがデイビットを受け入れるに至った経緯、実の息子マーティンの心情など心理描写が唐突すぎて今ひとつ共感できない。
色んなところで倫理感を試される感じの映画だが、みんなちょっとずつ倫理観がバグっていてこれまたイマイチ泣けないし怒れない。
結末もあれで良かったのかなあ。人間になれなくてもお母さんに愛してもらえた記憶一つで満足という結論はいいのだが、たとえ記憶を再生されていてもそれはお母さんじゃないでしょ、と思ってしまった。
ずっと一緒にいてくれるテディの方が愛に値するロボットのような気がしちゃった。
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