「人は圧倒されるような失意と苦悩のどん底に突き落とされたときには、絶望するか、さもなければ、哲学かユーモアに訴える」
これはチャップリンの言葉だが、『アンダーグラウンド』という作品全体を覆っている…
圧倒的な傑作。
『昔、ある所に国があった』。名は、ユーゴスラビア。首都をベオグラードに置いた、複数の民族・言語・宗教が入り混じる多文化国家。時は第二次世界大戦真っ只中、ナチス侵攻下で、共産党員の親…
このレビューはネタバレを含みます
ある日突然に祖国が消えてしまう。なかなか想像するのも、理解するのも難しいが、旧ユーゴスラビア出身のエミール・クストリッツァ監督にとっては特別な想いのある作品だったのだろう。
とにかく画面を通して伝わ…
ユーゴスラビアの激動の歴史を、ドキュメンタリーではなくエネルギッシュな劇映画として見事に仕上げた一作。
親しい家族や友人達が、歴史に翻弄され、愛し合い、裏切り、時には殺し合う。
凄惨なだけではな…
『ライフ・イズ・ミラクル』『黒猫・白猫』のエミール・クストリッツァ監督の1995年作品。
彼の祖国である旧ユーゴスラビアの、第二次世界大戦から内戦、そして国の消滅までを描いたもの。
「昔、ある所…
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