まず、会話の場面で人やカメラがよく動いて退屈しなかった。また、元教師と少年が路面電車に乗って車両が画面から抜けていくと同時に背景の荒廃した街並みが姿を現す場面は、フィクションの人物の一時的な不在によ…
>>続きを読む自殺に至るまでの少年の行動、顔
道に残った跡をジャンプしながら歩いたり
遊んでいる子供達と遊ぼうとしたり
教会の音楽で周囲が立ち止まる中1人で歩き出したり
ジャケットをかけて、滑り台のように剥き出…
非常にアクチュアルな素材だけに緊迫感が半端ではない、ネオレアリスモの金字塔的作品。無垢な子供の視点を借りて、歪んだ社会の内実を浮き彫りにさせた極めてダークな作品でもある。
ロッセリーニの代表作『無…
ほんとうのベルリンの廃墟と瓦礫のなかをただただ経巡る少年の姿を追うシークエンスでこの構成の素晴らしさを認識した。前半の物語進行から途切れることはないのに、まるで一旦物語を下りるようなシークエンス。
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なんの容赦もなくて落ち込む。ガキの自殺って初めて見たかも。この時しか撮れなかった景色の説得力、瓦礫の山ですら片付いてないのに希望なんかあるわけないけど、復興してない土地でこんな映画撮れるって凄いよ。…
>>続きを読むずーーっと観たかった、ネオレアリズモの代表作にして最高傑作とも名高い1本。評判通り、やはりこれは映画史に残る傑作中の傑作だと思う。とにかく徹底的な虚無感と無力感に撃ち抜かれる。冒頭から廃墟と化したベ…
>>続きを読む素晴らしい作品に出会いました。
ありがとう!
ロッセリーニ作品、徹底した描写が心に染みる。戦後の退廃したドイツのロケーション。また、市民も貧困にあえぐなかで生きていく為にみんな必死。
人間、窮地に…