海に行けばよかった

ゴースト・オブ・マーズの海に行けばよかったのレビュー・感想・評価

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)
3.0
火星を舞台に囚人の護送にやって来た警官隊と囚人たちが、火星の先住民の霊に憑依されゾンビ化した人びとと戦う、ピッチブラック×マッドマックス×ゾンビなB級SF。
チープなCGとチープな衣装、チープなストーリーでB級感たっぷり。クラウザーさんみたいな白塗りロンゲ鎧姿のボスが率いるゾンビ軍団のビジュアルのヒャッハー世紀末感というか80年代SF感はとても懐かしい。火星の霊が空気を通して憑依するから誰に移ったかわからない、という設定はもう少しストーリーに反映させて複雑にできたんじゃないか。何にせよカーペンターの好きなもので構成されてる感じがする。
主人公の女リーダーはスピーシーズの人らしいが、相棒にアイスキューブやちょっとだけ髪のあるステイサムと、いま見るとB級映画らしからぬ豪華さ(みんなキャラうすいけど)。新人女警官役のクレア・デュバルが凛々しくて好き。
アクションだけでなく笑いどころもあり、B級映画好きなら退屈はしないと思う。