このレビューはネタバレを含みます
自分自身のアドレスから死の予告電話を着信した者が次々と変死していくシリーズ第1弾。何回か観てるはずだが、大体途中で寝てしまい、きちんと見通したのは初めて。
キャストはA級、内容B級な作品でストーリー展開も恐怖演出もベタだが安定感があり、内容のわりに長尺すぎるがなんとか退屈せずに観られた。
しかし美々子ともマリエともつかない女幽霊は貞子伽倻子のパクリだし、マリエ本体はバタリアンに出てきそうなコミカルなどろどろモンスターだしで、あまり怖くはない。公開当時はケータイから感染する死というモチーフにイマ感があったうえに、リング呪怨のJホラーブームの追い風もあり、ウケたのはわかるが、いま観るとかなり陳腐。犯人は2人いた、というパターンも途中で察しがついてしまう。
吹石一恵の首をねじ切られる最期だけ見応えあり。