海に行けばよかった

殺しのナンバー/スパイ・コード 殺しのナンバーの海に行けばよかったのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

標的の家族を暗殺できなかったジョン・キューザック扮するCIAスパイが、英国の田舎にある、在欧スパイへの指令を発信する乱数放送局へ左遷され、暗号解読専門家である女性通信係のガードマンをすることに。そこへ偽の要人暗殺指令を放送させるために敵対組織の殺し屋たちが送り込まれる。2人は密室状態の放送局から無事に脱出できるか?というサスペンス映画。
スパイへの指令用乱数放送という珍しいネタを使った、低予算っぽいが小綺麗にまとめた小品。密室状態、正体不明な敵、というギミックを使い倒した圧迫感のある演出・展開は悪くないが、敵の襲撃があまりにも地味すぎていまいち盛り上がらない。ボスもいつの間にか死んでるし。
キューザックは心的外傷を負い、心を閉ざしたスパイ役をいつもの茫洋としたスタイルで好演。
そこそこ緊張感があってそこそこスタイリッシュなB級作。