海に行けばよかった

ラブド・ワンズの海に行けばよかったのネタバレレビュー・内容・結末

ラブド・ワンズ(2009年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

オージー産ハイスクール版ミザリーなメンヘラスプラッタホラー。
歴代の好きな男子をパパの力を借りて拉致監禁、ロボトミー手術よろしく額に穴を開けて人間性を奪ったあげく地下室に監禁して餌を与え飼い殺すというぶっとびサイコJKが、メタラーのイケメン男子に目をつけ、プロムの夜に拉致監禁。悪魔のいけにえ的マッドファミリーの狂宴が繰り広げられるというストーリー。
マッドファミリーの近親相姦的父娘愛や、実の母(妻)も事情は解らぬがロボトミー処置されている設定、地下室に落ちてきた生き物は何でも食べる都市伝説に出てきそうな歴代被害者たち、ミラーボール回る部屋で紙の王冠にピンクのドレスという装いでドリル手にもて額に穴を開けようとするぽっちゃり女子という地獄のような画など、気の違ったギミックがゴロゴロしていて、主人公の反撃ターンの痛快さも含めて90分弱ながら見応えのある作品だった。
サイコ女子の垢抜けないぽっちゃり感はリアルだが、素材的にはまあまあ可愛いよね。どうしてこんなにイカれちまったのか。