田最環

着信アリの田最環のレビュー・感想・評価

着信アリ(2004年製作の映画)
2.9
ようやく視聴。
ガラケー時代の邦画ホラー作品で話題になったイメージ。
これまではお笑い芸人陣内の映画ネタで「着信ナシ」の元ネタということくらいしか認知してなかった。

思ってたのと違った。ストーカー的な人がいてその人から着信があっていざこざがあるみたいなストーリーを想像してたので肩透かしをくらった基文。
チェーンメール的な感じでしたね。
とある録音されたメッセージが届くとそれを受けた人は近いうちに死ぬといった事件が起きて、主人公とその友人もその事件に巻き込まれるお話。

まず、音がひどい。恐ろしいほどボソボソ喋っていて効果音だけ大きいのが気になった。
字幕無かったら聞き取れなかったかも。

まあよくある音によるびっくりが多かった。
メッセージを受けた人の死に方が斬新だと感じた。エレベーターに引き込まれる人や、まさか自分の腕で首がもげる人、吹っ飛ばされる坊さんなど笑えた。

終盤の美奈子の部屋の棚から手が出てるところは良かった。生きてる人がいるのでは?という怖さが感じられた。

ところどころ意味不明な描写が見られた。ホルマリン漬けの瓶スッて置くところはなんだ?女の人が後ろから襲いかかるのはなんだ?ぜんぶ美奈子が操ってたのか?

最初、美奈子の母が悪の根源と思いきや、美奈子が操っていた。母は奇しくも過去に虐待を受けていた由美が懇願して謝るのを見て満足したのか成仏したと思われる。

最後の由美が山下を刺したやつは、なんとか症候群に罹ったことを示唆してんのかな。
時計が巻き戻って、メッセージを受けた時間と症候群を患ってる美奈子の人格がなんかが混ざっちゃって。飴玉は美奈子が妹を殺そうとしたときにも同じ行動してたから、山下はなんだかんだ入院先で殺されてそう。

人の数だけ空がある→?
田最環

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