大人になって働きだしたら、こんなヤバい人間たちの世界なんだとビビった初鑑賞の思い出(現実は庶民なので華麗でもなんでもなかった)。
万俵大介の「小が大を喰う」のセリフが印象深いのと、奥さんの鼓太鼓が妙…
ずいぶん昔から金融再編が言われていたとは聞いていたが、華麗な一族と絡めて金融界の縦の構図が見えた気がして楽しかった。
自分たちが動かしているつもりの銀行業界も、様々な思惑に包まれ上から動かされている…
さすが山崎豊子。銀行の合併の歴史があったことは何となく知っていたけど、身近なものではなかったので、勉強になりました。
万俵大介の築いた一族は確かに華麗なる一族だが、身内を切り捨て人の血の通わない父を…
DVD2枚、211分なる超大作。
映画公開は1974年であり、物語の舞台は明言されてないそうですが1970年前後、高度経済成長期が終わりに向かい華々しいバブルの幕開けを控える日本の銀行をはじめとする…
1980年8月25日、文芸地下で鑑賞。(2本立て)
山崎豊子の原作は映画より先に読んでいた。原作イメージに沿った豪華な配役と山本薩夫監督の骨太な演出により、映画も素晴らしい作品となった。
出演者:…
2007.05/05 初鑑賞。
京阪神の西宮で育ったので、山陽特殊鋼の倒産、神戸銀行の次々の合併など記憶の中にあり、なんとなく身近に感じる。本が話題になっていたが未読。実話とフィクションが混じり合う…
当時観たよりは今観直した方が原作小説が示した先見性の凄さがよく分かる。金融業界と鉄鋼業界の再編を関西の万俵一族の閨閥経営、妻妾同居、親子の確執、政界癒着と絡めてダイナミックに描く社会劇大作。小説執筆…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
銀行再編成、父と息子、製鉄
高度経済成長。
「閨閥結婚は惨めね」
長女が父親、万俵大介(佐分利信)に
言う。
閨閥(ケイバツ)妻の婚姻関係で
結ばれた勢力、集団。
独特なベッドルーム。血縁。
…