このレビューはネタバレを含みます
ルイス・ブニュエル監督がフランスに復帰してからの第一作で、上流社会の人間を滑稽に描く彼の作風は特にこの頃からより加速して行ったように思う。
時は1930年代、小間使いのセレスティーヌはパリから地方の…
最後のシーンでもしかして…とだいぶ最悪な展開を予想したけどどうやらそれは違うっぽい?
わかりやすい皮肉が効いているのでかなり親切な作品だと思ったけど、話自体は結局ようわからんので親切ではない。
でも…
イケてる都会の女性が小間使として働く家がキモい話。
ブニュエルでは見やすい方かな。
キモい人、嫌な人が出てくるが、ツンデレな態度で乗り越えていくジャンヌ・モローは痛快と言うべきか、度し難いと言うべき…
【ツンデレ小間使セレスティーヌと男たち】
先日ファンボタンを押し直したルイス・ブニュエル監督、アラ還の作品
掃除のしづらそうなお屋敷に住むのは、実権を握る奥様、エロ旦那、足フェチの大旦那、一癖あ…
パリから田舎の村に雇われやってきた小間使いの美女。そこで出会うブルジョワたちは、小間使いを全員「マリー」と呼ぶ雇い主や、女性のハイヒールに性欲をかき立てられるその息子(どこぞのシリアルキラー?)、差…
>>続きを読むジャンヌ・モローさんの表情が秀逸な作品。この時ブニュエル監督は63、4歳。フランスに腰を下ろして初期に戻りつつある、とかなんとか映画紹介本に書いてあった。レストア版なのか白黒ではあったが、細部まで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
パリから小間使い(メイド)としてやってきたセレスティーヌは「いつか天下の大将軍になってやる(嘘)」とでっかい野望を持っている。セレスティーヌが仕えることになったお屋敷の住人は一癖も二癖もあるある住人…
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