怒りの街の作品情報・感想・評価

『怒りの街』に投稿された感想・評価

1948年東大生闇金融事件光クラブ事件が及ぼした日本社会の衝撃度合を示す成瀬巳喜男監督の問題作。祖母東山千栄子、母村瀬幸子、妹若山セツ子を養う息子原保美は、学生乍ら友人宇野重吉と共に、ダンスホールで…

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溝口のいったとおり、成瀬にはやっぱきんたまがついてないのかもしれない。原作と同じにしても最終的に顔を切りつけられちゃうってとこまでの持ってきかたはもはやいやらしい(ほめています)。

 https://youtu.be/1tQ8-E64Gzw?list=PLOiwL8hlDGjFJ0YQ7L25w22Olt6nJJkff

 フル
tosyam

tosyamの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

怪奇大作戦の所長がガス人間的な犯罪者をえんずる東宝変身人間シリーズとして鑑賞。戦後的光と軽さの中でつい暴走してしまう者。さらに苦悩と闇をつのらせる者。彼ら戦前的人物が戦前的情念をその内面の底深く渦巻…

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「僕らは知能のスポーツマンさ!」
と宣言し次々と女たちを騙していく学生二人組。
俺らが最高!という青春の香りムンムンで好み。

悪事を働きまくるが、学費や参考書、親の墓代までをも支払うお金に使われて…

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mat9215

mat9215の感想・評価

2.0

ステーキを切る手元をアップで捉えると、次のショットは肉屋で生肉を切る手元のアップ。こうした連想によるつなぎは次作『白い野獣』にもあった。『白い野獣』では、女たちのダンスを見守る寮母の足下が次第にリズ…

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ENDO

ENDOの感想・評価

4.2

成瀬監督らしからぬサスペンス。光クラブ事件に憧れる不良学生コンビの物語。宇野重吉と原保美。ジゴロによる搾取。森がシナリオを書き須藤が実行する。戦争が人間を変えてしまったのか。森は戦友や須藤の妹と会い…

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大学生である宇野重吉と原保美はダーティな副業をしている
頭のキレる宇野がブレーン、ハンサムな原が実行役として
ダンスパーティーに入り浸り素人娘たちをたぶらかし、その後うまいこと金を出させる
真っ当に…

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アノ

アノの感想・評価

1.7

成瀬らしからぬ題材という意味では『女の中にいる他人』と同じだが質は雲泥の差。
歩きながらの会話は成瀬お得意の手法だが、それが作品に貢献しているとは言えない。
宇野重吉の暴走にしても事前に幾分か良心的…

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