このレビューはネタバレを含みます
本当に慎み深い映画だ。
移動撮影がすばらしい。
煉獄編でオルガの死が知らされた後の、花の移動。
天国編における木々の移動から波辺へ。
人生は自分を被害者と確信するための戦いであるという言葉のなんと…
2020
鑑賞時間の耐透過性を考えるたびに『アワーミュージック』を思い出す。
2024
ゴダール自身が監修したデジタルリマスター版『アワーミュージック』めちゃくちゃ鮮明だった!シナリオ採録に注釈ま…
一回目、良かったという感想はあれど何が良かったのかまるで分からんくて一応二回観た。感想は変わんないけど大切に反復したい映画だと思った。ゴダールの映画の中で最もわかんないよって言いたくなる映画だったけ…
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ダンテの神曲になぞらえた3部構成により進行する。
あまりにもインパクト強すぎる地獄篇。いろいろな戦争シーンの切り抜きの連続だけど、中には日本の戦国時代のようなシーンもあって、確かにこれも戦争だと認識…
三篇に分かれていて、地獄が戦争のフッテージを使ったコラージュ集、煉獄がゴダールが学生相手に講義で「切り返し」について語ったりする劇映画?。インディアン、ホークスなどなど。で天国がそれを聞いて行動を起…
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「ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争」の予習として鑑賞。21世紀の作品だが、21世紀の様な雰囲気がしない、ゴダール全盛期の60年代と80年代を掛け合わせた様なテイ…
再見。街角にいる女性の膝の上で多分普通に眠ってるだけの子供の映像に爆撃の音声が乗せられると、殺された子供のように見えてしまうようになってる。パレスチナの映像を目にする機会が増えた現在見ると尚のことそ…
>>続きを読む日本公開が2005年、それ以来の再見。タイトルの「私たちの音楽」とは、映画の原理のこと、すなわち「光に向かいその光で私たちの闇を照らすこと」を意味する。3つの章からなる本作は「王国1 地獄」の戦争を…
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