ひたすら重くて暗い。そもそも原作自体がそうなので。文芸作品を映画化したい、その意気込みはよく分かる。だけど素材があまりにも「映えない」んですよ。確かに原作のテーマそのものは高尚なんだけどさ、あまりに…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
市川雷蔵主演。
市川崑監督(屋根を上から見下ろす構図が市川崑らしい)。
ダブル市川。
白黒のコントラストが強い印象を残す宮川一夫のカメラ。
被差別部落問題を題材にしている。
感想。
苦悩する雷蔵…
最近読んだ原作の衝撃と、表現の美しさへの感動が大き過ぎて、映画はまだまっさらな気持ちで見られなかった。台詞が説明的で長くなるのは仕方がないのかな。。
一流の俳優陣で名作を映画化したことには敬意を表し…
どんよりした話だしなーっと思い(原作辛い)乗り気でなく観たら、とても面白かた。市川崑なのですね。映画館で観られてよかた。画面、美しい。雷蔵が繊細、うじうじしてるのに素敵。杉村春子良い。上質で上品。そ…
>>続きを読む登場人物だいたい善人
おかげさまで現代身の回りでは部落意識ほとんどなし
まぁそれはどうでもいいとしても。
フィクションとしてあるがままに受け入れられるのが古い映画のいいところだけれども、この作品…
島崎藤村原作の部落差別をテーマにしたもので、木下恵介監督に続く市川崑監督の二度目の映画化作品。
明治時代の長野県の田舎町に、江戸時代のような階級社会があったという日本の裏歴史のような話。
部落出身者…
部落出身である事を隠しながら生きる青年の孤独な生きざま。
三國連太郎の存在感、重みがすごいことに。でもうーん、作品とひての藝術に媚売って、肝心な孤独感を演出しきれていなかった印象。もっと凄まじく、…