Lily

魔女の宅急便のLilyのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.3
飛び立った新天地で、慣れない環境の中懸命に目の前のことに取り組み、もがき、奮闘して、自分の居場所を獲得していくキキの姿に少し勇気づけられた。
この時期にぴったりの作品。

そっけなくて良くも悪くも都会的な人たちに初めはたじたじのキキだったが、
色んな人たちと関わって成長し、すっかり街に溶け込んでいる様子が描かれるエンドロールが素敵。

おソノさんやその主人のフクオ、絵描きのウルスラ、キキのためにケーキまで作ってくれた老婦人、みんなあったかくて大好きだし、
やっぱり空を飛ぶことを夢見る少年トンボと、
魔女として思うようにいかず思い悩むキキの2人の関係性が好き。

キキが独り立ちしていくストーリーはもちろん、海辺の美しい街並みや、あたたかくてわくわくする音楽も魅力的で、ジブリの中でもかなり好きな作品だなぁと思った。

24・19
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