梅小路梅子

永遠のガビーの梅小路梅子のレビュー・感想・評価

永遠のガビー(1934年製作の映画)
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洗練された衣装たちにうっとり…
オーガンジーが施されたイブニング、どういう構造かよくわからないベルベットコート、ベアバックタンクにセイラー風パンツなど。衣装にこだわる映画久々に見た、最高。
古さゆえ野暮ったい表現はあるものの、30sでは斬新に感じるカメラワークと躍動感のある俳優たち、工夫された脚本や演出が小粋。特にラストのポスターの使い方とても良かった。創作意欲にあふれた作品はいつ撮ってもいつ観てもいいね。
見間違いかと思った照明スタッフ?が写り込でいるシーンや、悲哀の表情をズレたアイブロウメイクで表現するところになんとなくイタリアらしさを感じた。笑

📂ヌーヴェル・ヴァーグ前夜