うまっ
一連の動作もルーティンのよう
惨劇は突然起こるように見えて、穏やかにやってきてるし緩やかに起こってる。でもその足跡に気づくのは全てが起きたあと。
こういう「平坦な戦場」を映しだす作品大好き。誰かのための映画になってると思う
それを主婦業と母親像に落とし込んで見せる意図
小綺麗に保った家の中、ため息もつかずひとり言もこぼさず家事をこなしていく怖さ
脱ぎ捨てられたパジャマさえ端をそろえてきっちり畳む。誰も映画にしない日常
現実でも映画の中でも我々は買春(とは呼ばなくてもそれ相応のもの)に慣れすぎてると思うけど、その事実と構造のグロさを浮き上がらせているのもすごい
言葉がなくても、視線や一瞬の表情、扉を閉める強さ、窓を開けておく時間…etcでこれほどの世界を見せるなんて
今まで見てきたものとは一線を画す映画でジワジワくる
観光で訪れたブリュッセルはあまり好きになれなかったけど、70年代のベルギーもどことなく淋しくて暗い
当時のポットや食器、エプロン等の生活品や変形ベッド、デパートの中、路面電車など見れるのが嬉しい
街中はスーツの人もキッズもフレアパンツが多い✔︎