中級クソ映画ハンター

バトル・オブ・アトランティスの中級クソ映画ハンターのレビュー・感想・評価

1.9
古代の怪獣が蘇り、それを倒すために数千億ドルかけて開発したロボットを操り、死闘を繰り広げるアメリカ兵のチーム。しかし、作戦本部内には彼らとは違う思惑を持ったものもいて……。といった内容。

内容だけなら本家パシフィックリムのようだが、もちろん出来は月とスッポンだ。ダイビングスーツをパイロットスーツと強弁し、数千億ドルかけたロボットは現場レベルでの運用データが全然取れてないテスト機同然。見た目もパッケージのものとは違い、オモチャみたいに華奢なモデルになっている。

軍の奴らも中将以外は主人公含めてどうかしている。軍なのだから、命令を聞け。機密保持という言葉を知れ。いなくなった子供をシックスセンスであっさり見つけるな。反省をしろ。営倉のドアが一般家庭のそれ。トンカチでぶっ叩くより、他に方法あっただろ。お前、裏切りそうな顔してるんだから裏切るな。イメージ通りすぎて意外感がない。あと、周りの兵士は置物か何かか? 隙だらけなんだから射てよ。

などなど、様々なところで様々なツッコミどころを容赦なく提供してくれる。お笑いでツッコミ役をやっている人間なら練習材料になる可能性もなきにしもあらず、といったところだろうか。

一般の方は手に取ったらすぐに棚に戻して忘れることをオススメする。