Riisa24

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのRiisa24のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

イルカと少年×B級サメ映画×海猿(タイタニック)
"家族" とは切っても切り離せない存在。
それはサリー家をみても、キリと実母をみても、スパイダーとクオリッチ大佐をみてもよく分かる。
全編を通して強調されていたことのように思う。
末っ子トゥクがあらゆる危険に積極的に巻き込まれてて、煩わしいのに、結局死ぬのは真面目で正義感の強い優しい兄だった。扱いがむごいと思う。
弱いものは守らねば死んでしまう。強いものは弱いものを守らねばならないし、前戦で死ぬ。救われない。
同族を守るために逃げたのに、結局もっと多い犠牲を出して、最後は家族とスパイダーしか闘っていないなんて、、現実味がなく彼らが何をしたいのか分からなかった。

"フリーク" "異端児" もキーワードだった。
集団の中で少しでも人と違うところがあると、マジョリティはそれを恐れる。違う集団だと自分らの方がマイノリティでも。多数が正義。そんな理解されないあぶれ者を色々な形で描いていた。
解決策はというと、いじめっ子にもモラルを持って自分を律するということ。第三者は、異端児に寄り添うということ。
シンプルだった。

基本的に映像はとても綺麗で、キャラデザインも自然で、3時間越えの映画でも見ていられる臨場感もある。
ただ目的がよく分からなくて、最終的にチャンチャンと纏まったから良いか!みたいな無謀さはあるなと思った。
キリと実母の締め方もよく分からない。
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