梅小路梅子

バビロンの梅小路梅子のレビュー・感想・評価

バビロン(1980年製作の映画)
5.0
激アツ。生きるための音楽しか流れてこなかった。血の音楽。俺たちの歴史を教えてくれっていうライン刺さった。
脚本、カメラワーク、ラストのセンスなど音楽以外も映画としてとても良い。
社会が少し前進したり後退したりしながら、こうやってサウスロンドンの音楽文化は積み重なって繋がってきたんだね。
あずき色の上下ジャージにムートンコートがベストアウトフィットでした🦮

ほんとうに個人的体感で言いますが、この映画から40年後のロンドンでも大半よそ者扱いだし、フィジカルに棲み分けされているし、めんどうな仕事は当たり前に押しつけられ、おいしいところは持っていかれる。
白人至上主義の歴史とそれが染みわたった現社会気持ち悪いけど、人種関わらず権力持った人間の選民意識や〇〇至上主義的思想はなくならないだろうな。