おっさんぷー

シャザム!のおっさんぷーのネタバレレビュー・内容・結末

シャザム!(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒーローコメディ映画なのだが、ストーリーは筋が通っており、見ていて空きが来ない。
ハッピーエンド映画でサブテーマに"家族愛"を取り扱うも所謂、押し付け感も薄い映画の為、自分は押しの一つ。
ストーリーは、引退間近の先代シャザムが、悪を魔術で封印していたが、衰えた力では防ぎきれなくなり、新たな継承者を探す所から始まる。最初に選ばれたシバ少年は、悪魔の囁きに負けて継承権を失う所で序章は終了。月日が経ち幼少期に生き別れた母を探すビリー少年の場面となり、彼が母を探しながら里親から脱走を繰り返すうちに、本編の各となる里親の元へ身を寄せることに。そこには他にも5人の里子がおり中でも同室となった相棒とのやり取りをメインに物語は進む。
一方序章でぶつ切りになってたシバ少年は中年になっており、未だに、昔に授かることの無かった力を探していたが、遂に邪悪な力を甦らせ、先代シャザムから悪の力を解放。いよいよ焦った先代シャザムが、ビリー少年に力を授け悪を倒す為に立ち上がると思いきや、大人の姿で心は子供のまま。なので、そこは十代にありがちなお馬鹿なことやりながら次第にヒーローとしての自覚が芽生える。悪対正義の戦いに"言葉のやり取り"は必須であるが、コメディ要素も満載で、思わず吹き出した。
最終的には、残った兄弟達もヒーローに変身して(皆が大人の姿で心はそのまま)、ハッピーエンドで大団円なのだが、そこに至る迄に力まずに気楽に見ることが出来る一本でした。