海に行けばよかった

アメリカン・バーガーの海に行けばよかったのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・バーガー(2015年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパ某国に修学旅行でやって来たアメリカの高校生一行が、森のなかのアメリカン・バーガー工場を見学するも、そこはアメリカ人の肉100%ハンバーガーを製造する人肉処理場だった!という設定からしておバカなスプラッタコメディー。
童貞オタクもビッチなチアリーダーも脳筋アメフト部もみんな知能指数30レベルの低脳な会話をしながら工場の殺人鬼従業員から逃げ回る。
チープな演出、チープなストーリー、チープなお色気にチープなゴア描写と、狙いすましたB級テイストは好き嫌いが別れそうだが、アメフト部もいるのにみんな無抵抗で死んでいく安っぽい殺戮劇と、ヒロイン?がまったく危機に遭わず森を彷徨ってる間に服が破けていくという平和なラッキースケベパートが並行して進む展開はちょっと新しいかも。ギャグはけっこう滑ってるけど、洒落たOPロールやランボー化する先生、追う側も終われる側もデブのスローで緊張感のない追跡劇、カナダ人を騙るだけで見逃される拍子抜け展開と、そこそこ斬新なアイデアが散りばめられていて飽きさせない。