他を凌ぐ圧倒的なスピード感！今まで走るゾンビには良い印象（？）がなかったのだけど、蘇り系ではなく感染者だと考えたら感染からの即発症も、運動能力の維持具合も納得できて、高速鉄道内の閉塞感とあいまって息もつかせぬ面白さだった。ほんと、面白かった…。
怖いだけではなく人間ドラマの描き方もしっかりしていて、いくつかの登場人物それぞれの背景がすぐに分かり、その後の各エピソードに生かされてラストシーンへ向かう展開がとても良かった。
定番の「こいつは苦しんで死ね」キャラの使い方も適切で、主人公の成長と合わせてバランスの整った出来栄えだと思う。
流血シーンは多いけれど人体破壊のような直接的なグロテスク描写はないので、そういうものが苦手な人にも楽しく怖く心ゆさぶられる作品かと！
