好き勝手なてそ

クワイエット・プレイスの好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
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最新版が6月に公開されるのでその前に…
昔見たけど記憶が薄れたので再鑑賞。

世界中が未知のクリーチャーたちによって侵略される。彼らは盲目である代わりに耳が優れていて、音を立てたものは捕まり…死ぬ。主人公たち一家は生き残れるのかーーというような話。

クリーチャーは、カマドウマやナナフシのような節々の長い昆虫にエイリアンのような顔をくっつけたような見た目。
ちからがバカ強い。

しゃべったら終了の設定なので、映画全体的に静かな時間が続き、ハラハラドキドキする。スリルという点では満点。
ストーリーは、ポジティブに見ようとすれば親の愛とかを教えてくれようとしてると思う。
ポジティブに見れば…。

エミリー・ブラントが逞しい母親を演じています。
おそらく妊娠がわかってからこのクリーチャーからの侵略が始まり、産むしかなくなった設定のよう。(訂正:他の方のレビュー見たら、クリーチャーが現れてからの日数的に後から子作りしてるらしい。だめだこりゃ!)
ゾンビとかこれ系の謎クリーチャーの映画と妊娠が合わさると、いきなり赤ちゃんが厄介な存在として描かれるのはちょっとつらい。

育った子供が2人(ほかに4才児がいるが序盤で死亡)いるが、お姉ちゃんのリーガンが難聴。補聴器がないとまったく聴こえないレベルみたい。
このリーガンがなかなか難しい子で、彼女は過去の過ちについて自分自身を責めながらも、親に素直に向き合うこともできず反抗期状態。
しかも、ツイてもいないようで、ちょっとの軽はずみな行動や反抗による行動により、音を立てたり悪い方向に転がってしまう。
親の愛を信じられずというのは同情できなくはないけど、あまりに「彼女が言うことを聞いていればこうならなかった」の連続すぎて、
「親の愛は絶大!リーガンも成長したね!」では感情を片付けられなかった。

愛と感謝は伝えられるときに、惜しまずなんぼでもってことよね。