黒木和雄監督の幼少時の体験を元にしていて、宮崎県えびの市が舞台の群像劇。昭和二十年八月初旬からスタートして終戦直後まで。
肺浸潤で療養中の主人公とか、地主一族とかの設定がいいね! 理不尽な憲兵を、観…
主人公周りの設定だけなら『祭りの準備』の語り直しとも言えるが、ああいう露悪的な描写は無く、むしろ正反対で、戦場の凄惨な光景は登場人物の台詞だけで語られる。
心を壊してしまい、終始無口だった柄本佑が天…
キネマ旬報に弓引くわけではないが、いわゆる一般的な戦争の話を郷愁と思春期を交えて描く。どう切り取ると面白いか個人的に厳しい。ひとえに戦後世代および戦争を知らない世代が演じているせいかもしれない。原田…
>>続きを読む黒木監督が故郷、宮崎県霧島で少年期に実体験した終戦間際の出来事をベースに映画化。
軍需工場空爆で倒れた友人を置き去りに逃げた負い目を抱え、肺浸潤の持病もあり祖父母の実家で暮らすも生きる気力に乏しい少…
戦争レクイエム三部作ラスト。石田えりが伏し目がちにギラギラしててお見事。柄本佑も 俯き勝ちな気持ちを飄々と奮い起たせ 必死に追い縋る姿が印象的。終戦、含み笑いする兵士(香川)の太々しさ、家を焼き払っ…
>>続きを読む終戦間際の長崎。 のお話。 江本拓がまだ幼い。平岩紙も若い。 原田芳雄は厳格な祖父とか似合うなあ。 背景にある戦争と、その戦争で心に傷を負った人や、現実から目をそらしながら生きていく人々が丁寧に描…
>>続きを読む