「映画を見る上で最も不幸なのは、その作品を古典的名作だと知った上で観ることである」みたいなことを四方田犬彦か加藤幹郎のどっちかが言っていた記憶があるけれど、まさにそれ。メロドラマとしての強度以外に特…
>>続きを読む夜にベッドを抜け出して、廊下の窓を開けてピアノを聞くジョーン・フォンテイン。開けた窓から緩い風と外の光が顔を撫でる様が美しい。でもなんかそれくらいしか書くことがないのが色々見落としてる気にさせる。要…
>>続きを読む現代風に言うと、長年の推しと夢のデートをするが、やり捨てられただけで相手は自分の存在すらも覚えていなかったファンの物語。
ファンレターによる解説付き。
推しに関わろうとするのは傲慢。ガチ恋は命の危機…
「一生忘れない」と「憶えてない」、手紙を書く側と読む側の認識の差とタイムラグ、いくつもレイヤーがある。絵に描いた車窓を見せるアトラクションは外で人が回している。ここにも異なる時間が流れている。延長し…
>>続きを読むnote-director,actor
うちの学生が一番好きな映画だと言うので観た。
20歳の若さでなんでこれ?
長回しのカメラワークと計算された俳優陣の動きと演技が素晴らしいが、やっぱメソード演…
初見時、物凄く「なんだこれ切ねえ~!!!」とずっと胸に残っていたのですが、「もしかして自分、かなり美化しているのでは…?」と疑問に思っていたため見返しました。昔ほどの感動はありませんでしたが、それで…
>>続きを読むメロドラマにおける視線。
男がマジでクズすぎる。
だけどマックス・オフュルスさすがと言いたくなるほど、序盤の映像が素晴らしい。主人公が自分の部屋を抜け出し、アパートの隣の部屋の扉の前に行くだけなのに…