全編、最初の絵と説明の紙芝居テイストで30分にまとめてやれば面白かったかもしれない作品。惜しいと言えば惜しいが、脚本と衣装、キャストにCGを良くしなければ安っぽさが消えないだろう。
内容としては漆黒の騎士団の連中が主人公であるガーを抜いてアホ。なんで団長に追従したんだ。しかも途中で付いていけなくなっている。いや、最初からそいつの案はどうかしていただろうに。
妖精たちも暗躍して妖精の女王はボス感出しているのだが、全然活躍しない。死者の盾について情報提供したのが役立ったくらいだろうか。あと、無駄に部下を殺しすぎ。
剣に選ばれた運命の7人だが、何故かラスボスに対して全員で一緒に闘わない。1人ずつ突撃したり、1人で攻撃を防御したり、最終的に目の前に降りてきた頭に向かって1人分の攻撃をするだけで死者の盾が壊れる。破壊する方法がなかったとはなんだったのか。せめて全員の攻撃でついに壊した! くらいの達成感が欲しかった。
全体的に二歩か三歩くらい足りないし、安っぽさは消えないものの見れないわけでもない作品。アクションは頑張っているほうだし、ストーリーも捻ってきてはいる。もっとも、あえてこれを選んで観る必要がある作品ではない。