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超・少年探偵団NEO -Beginning-のはるのレビュー・感想・評価

超・少年探偵団NEO -Beginning-(2019年製作の映画)
3.0
深淵を覗くとき、深淵もまたお前を覗いているのだ。


仮面ライダー鎧武のライダー俳優が2人もでていたので、観た本作。(ザコ怪人と、華麗にアクションしながら戦う場面もあるので、ある意味では変身しない仮面ライダー映画ともいえますね)


怪盗二十面相を追いかけ続けた小林少年と明智の、ひ孫にあたる高校生らが主人公です。

怪盗がファンタジックな技を使い、怪盗と主人公の関係性もどこかフィクションっぽくて、すこしリアルからはかけ離れた世界観です。でも、最終的にはけっこう真面目に推理してます。

優れた探偵って、優れた犯人の心を読めるわけだから、犯人に近い存在でもあるんです。タイミング、環境が違えば犯人側だったかもしれないわけで。そういう意味では、自分の中にある闇を乗り越えるというストーリーは、探偵ものとは相性が良いのかも。

そんなシリアスなテーマが、明るいちょっと不思議な青春ものとして成立するのだから、映画って面白いなあ。

身体能力が高いことで有名な佐野岳さんのアクションも、見所です!
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