下品すぎず真面目すぎない、ちょうど良いあんばいのコメディ青春映画。愛すべき主人公と、憎めない同級生たちの交流に、一緒になって一喜一憂した。
皆がそれぞれキャラ立ちしていて、誰ひとりとして"正解者"がいないのが快感。
--学生時代を『勉学』に捧げ、優秀な大学入学を誇りに卒業まで安泰だと思っていた主人公とその親友。しかし、学歴マウントでばかにしていた同級生たちも、一流大学に進学することを知り震撼する。
主人公たちが今まで犠牲にしてきた学校生活は何だったのか?卒業までの期間で経験値を取り返せるか?一世一代のパリピ化計画が今始まる--
ばら撒かれた小ネタの回収や、ハイテンポな展開には気持ちよさがあった。
そしてLGBTQや人種問題等、遵守したプロットに時代らしさを感じつつ感心。