公開当時、クリスマス映画と銘打っていたのでクリスマス前に劇場で鑑賞しました。
最近は配信で観た方のレビューをよく見かけるので、Filmarksで以前書いたレビューを書き直しました。
「グリーン・ナイト」は、アーサー王の甥、サー・ガウェインが緑の騎士との出会いを通して成長するA24発のダークファンタジー。
物語はクリスマスの日、緑の騎士に挑戦されてガウェインの人生が一変します。
映画では、正式な騎士になりきれない未熟で怠惰な青年のガウェイン(騎士ではないのでまだ『サー』がつかない)が苦労したり、時に逃げたり、苦悩しながらも成長していく姿が心に残ります。
映像は夢見心地で、大画面だとより一層楽しめます。
わたしは公開当時劇場で観ましたが、劇場が難しい方は配信で気楽に楽しんでね。
素敵な音楽と雰囲気は、物語を引き立てて、いつしか自分も映画の中にどっぷり浸かった感じ。
好みは人それぞれ、でもこの映画の不思議な雰囲気と感慨深いストーリーは、どんな視聴方法でも楽しめると思います。
原作の予備知識なしで視聴したので、比喩も多く難解な部分もありましたが、後に考察を拝見して「そういう事なのね」という所も多々ありました。
歴史や文献に明るい方は別として、これからご覧になる方は、原作を頭に入れてから観てみるとまた楽しみが増えるかもしれないですね(*´ω`*)