編集:土本典昭
初っ端の火事のインパクト。団地とバタヤ部落をふらふら行き来する左幸子の危なっかしさ、艶めかしさ。
この作品の子供たちは可愛いというよりもむしろ憎たらしい(特に終盤)。当事者と第三者、…
女と男。犬とガキ。団地とスラム。私有財産と柵。さっぱり意思疎通できてないまま、物語は進む。団地化、が日本社会のひとつの重要なターニングポイントだとしても、それとは全く別に、これはとっても変な映画なん…
>>続きを読む小津安二郎59年作の『おはよう』では"戦後の終わり"の始まりの昭和が描かれていたけど、その4年後作のこれはもう戦後強制終了って感じで、平成の震災復興の様子と似てるなぁと思った。この頃からハイおわり!…
>>続きを読む自宅DVDレンタル。映画に詳しい新入社員の女の子がサクリファイス、とべない沈黙と共に好きな作品として挙げていた一本。まったく存在も知らなかった。時代やジャンルを問わず色々なものを自発的に探していきた…
>>続きを読むATGぽい雰囲気。
冒頭から工事が繰り返される振興住宅地の一角にあるバタヤ部落の火事。
百合ヶ丘の団地族の奥様左幸子。
明るい若妻といった風情だが、どこか空虚を抱えてる様子。満州引き揚げ者で夫岡田…
久々の鑑賞。見るからに怪しいスラム男を無駄に構う新妻。集合住宅に取り残される奥さまの戯れな感じで実に苛々する。しかし若夫婦が抱えるこの先の人生の不安を感じさせる演出と毎朝ロボットの如く団地を出るサラ…
>>続きを読むぼやけたような表情で、くまって呼びかける、朴訥としたいこなさんの声が蘇る。くま…
直子さんの優しさは直球で、人の目とかプライドとかに邪魔されることなくその人だけを見てる。でもそういう直子さんも社会に…