彼女と彼に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 3ページ目

「彼女と彼」に投稿された感想・評価

A

Aの感想・評価

4.0

編集:土本典昭
初っ端の火事のインパクト。団地とバタヤ部落をふらふら行き来する左幸子の危なっかしさ、艶めかしさ。
この作品の子供たちは可愛いというよりもむしろ憎たらしい(特に終盤)。当事者と第三者、…

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taka181

taka181の感想・評価

3.5

女と男。犬とガキ。団地とスラム。私有財産と柵。さっぱり意思疎通できてないまま、物語は進む。団地化、が日本社会のひとつの重要なターニングポイントだとしても、それとは全く別に、これはとっても変な映画なん…

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小津安二郎59年作の『おはよう』では"戦後の終わり"の始まりの昭和が描かれていたけど、その4年後作のこれはもう戦後強制終了って感じで、平成の震災復興の様子と似てるなぁと思った。この頃からハイおわり!…

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床ずれ

床ずれの感想・評価

3.5
子供のいないプチブルの主婦が、貧民窟の人々に「親切」以上の世話をする、まさにロッセリーニの『ヨーロッパ1951年』をなぞるかのような物語。冒頭の盛大に燃え上がる火事が素晴らしい。

自宅DVDレンタル。映画に詳しい新入社員の女の子がサクリファイス、とべない沈黙と共に好きな作品として挙げていた一本。まったく存在も知らなかった。時代やジャンルを問わず色々なものを自発的に探していきた…

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確かに、親切以上のものがあったし、確かにそれは憧れかもしれない。バタ屋は燃えたりもしていつも見えるのに、団地は全体と中しか見えない。死体がある暗闇の階段下は暗くて粗くて全く見えなかった。

ATGぽい雰囲気。
冒頭から工事が繰り返される振興住宅地の一角にあるバタヤ部落の火事。

百合ヶ丘の団地族の奥様左幸子。
明るい若妻といった風情だが、どこか空虚を抱えてる様子。満州引き揚げ者で夫岡田…

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otom

otomの感想・評価

3.7

久々の鑑賞。見るからに怪しいスラム男を無駄に構う新妻。集合住宅に取り残される奥さまの戯れな感じで実に苛々する。しかし若夫婦が抱えるこの先の人生の不安を感じさせる演出と毎朝ロボットの如く団地を出るサラ…

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WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

4.0
子どもの合戦シーンの迫力さよ。時折思い出したように語られる戦争のイメージが切ない。
犬を捜す一連のシーンがサスペンスフルで素晴らしい。あと、左幸子の風貌が次第に母親のようになっていくのがおもしろい。
notanota

notanotaの感想・評価

4.0

ぼやけたような表情で、くまって呼びかける、朴訥としたいこなさんの声が蘇る。くま…
直子さんの優しさは直球で、人の目とかプライドとかに邪魔されることなくその人だけを見てる。でもそういう直子さんも社会に…

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