彼女と彼に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「彼女と彼」に投稿された感想・評価

21世紀K

21世紀Kの感想・評価

3.8

隣人の気配が全くしない団地。主婦は人との繋がりを求め、コンクリ壁の外へ居場所を見つけようとする。しかし壁は分厚く、部落の住民との階級差、子どもたちの得体のしれない無邪気な視線を前にかえって疎外が強ま…

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RIO

RIOの感想・評価

3.6

この彼女の透明感に期待してたので始まってからちょっとアラッとなったけど モノクロー✨

とても考えさせる物語だった
人助けとか見て見ぬふりが出来ないとか
献身性 ある種の道徳心の扱い方

当然のこと…

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brian

brianの感想・評価

3.9

新しい団地に住む中流階級の人たちと古い掘立て小屋に住む貧しい人たちの構図をカメラは容赦なく映す。
戦後数十年が経って日本が高度経済成長期の真っ只中にあったと言われる昭和のある時代の物語。しかし、現実…

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羽仁進の団地映画。
ATGの中でも比較的観やすい内容で、やっぱりこれもドキュメンタリー手法が用いられた作劇ということで不思議な魅力がある。
ay

ayの感想・評価

3.5

東京五輪前年、戦後が濃かった東京郊外の百合ヶ丘第一団地という舞台設定がよかった。当時のホワイトカラー層のモダンな生活とジェントリフィケーションの記録。

芸術的な構図、よく動く長野重一の撮影。
溌剌…

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人に寄り添えない現実と断絶。サザエさんが現実社会に現れて動き回ったらどうなるか? まるでウルトラQの一本のような悪夢世界。巷に溢れる些細な衝突は脈々と継がれる毒なり。
デニロ

デニロの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1963年製作公開。脚本清水邦夫、羽仁進。監督羽仁進。

左幸子のこころ根がさっぱりわからない。かなり変な人、と思うわたしが変なのだろうか。

団地の子とバタヤ集落の子の遊びのジャッジをしたり、夜中…

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fam

famの感想・評価

3.2
くま。。

主演の方は元々役者さんじゃないから、演技が最初は不自然に感じるけど、段々役と馴染んでくる

武満さんは羽仁監督に、音楽は全体を見越してじゃなくてシーンごとにつけなければいけないと言われたとか
めちゃ不気味。
階級を越境することが穢れに触れることになってしまってもいた、という背景下での不穏な寓話。
みやお

みやおの感想・評価

3.9

高度経済成長期の新しい暮らしをする団地とそのベランダから見えるバタヤ部落。団地に暮らす妻は、バタヤ部落で屑拾いをする伊古奈と出会う。彼は旦那と大学同級生。誰にでも分け隔てない天真爛漫な彼女は善意で伊…

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