CUBEの邦画版。
あっちは確か障害者だけ生き残る話でしたよね。グロシーンが多かった印象。
登場人物もさまざまなトラブルを抱えてたりバックボーンを持つ人たちが極限状態でのどういう行動を見せるかがおもしろかった記憶。
同じ密室系映画のキャビンとごっちゃになる…。
本作のキャッチフレーズが意味不明。
一度入ったら、最後って、強制的に入れられてるのに選択肢ないやん。笑
こちらでは、グロ控えめ、回想ひかえめで淡々と謎解きをしている印象を受けた。
女性が一人しかいないのも気になった。
登場人物の回想も主人公のみであまり語られない。
岡田将生の、サイコキャラはなんだか大袈裟に見えて好きじゃなかった。
子供の大人に対するアンチテーゼが、やや浅いように見えた。ずるい!云々の件、あれだと、社会の厳しさ舐めんなクソガキって感じる人もいそう。
回想の子供が菅田将暉が演じる後藤ではなく、弟だったという演出は良かった。その後、子供がなぜか別部屋へ飛び降りそれを後藤が手を差し出すシーンが感動的に描かれてたのは笑ってしまった。
あれで過去が精算できたわけでないし、なんとも言えない。まあ終盤の子供だけを出口に促すところが良かったが。
岡田将生を殺したトラップのギミックがロマンある。
案の定、杏が黒幕というかCUBE側の人間であったことが明かされる。
殺意なのか温度なのか音なのか分析されている描写があったが、部屋の構造も結局ロジックが明確にされないまま終わるのが残念。
最後、菅田将暉だけ続くみたいな演出がされてて驚いた。あんな傷ついた体でいけるのか…?
リメイクじゃなく、日本らしい密室モノだったら面白かったかも。和室で、五畳半神話体系みたいな。それか鬼滅の、鬼たちが集められてたとこみたいな。でもCGが大変か笑、原作が低予算映画だったみたいだし。