三谷幸喜ワールド満開。舞台劇チックな脚本、演出、セット、実力派役者と見応えある一本だった。
西田敏行の一人勝ちって言っても過言じゃないほど、彼が出来上がりすぎてる。喜怒哀楽の表現も発声も巧みすぎて、彼とのやり取りや法廷シーンに全集中するため、全体的なストーリーを見るとちゃちくなる。というか、締まらない…?
けど、キーパーソン1人で評価を持ち上げられるほど、彼が本当凄かった。
幽霊が視えるひと、視えないひとのアンジャッシュコントは分かっていても面白い。
--殺人容疑にかけられた被害者の夫。しかし彼は、一晩中金縛りにあっていたとアリバイを提示する。そんな彼の弁護を任されたのは、失敗続きの弁護士 "エミ"。そしてアリバイを証明できる唯一の人物をエミは発見する。なんと事件当日、容疑者の上に乗っていた落武者幽霊 "更級六兵衛" だった。前代未聞の幽霊による法廷証言が今始まる。--