このレビューはネタバレを含みます
2023年1作品目。
兄の推薦で期待値maxで鑑賞しました。
問題なくその期待さえも超えて、楽しめました。
DOLBYで3Dアニメと音楽の没入感も高く、原画のかっこよさもそのままにリアルにコートの上を感じられました。
あまりに没入し、何度も涙で顔がぐしゃぐしゃになりました。
知っている試合なのに、こんなに感情を揺さぶられるなんて。
先ずは、
SNS等でのネタバレに出会うことなく鑑賞まで辿り着けたことに感謝。
井上先生のプロモートの仕方(そもそも先生自体)にリスペクトで、リョータのことを呟いたり、発言したりする人がほとんど居ないことに、感動しています。
そして、
当時は小学生の視線でみていた自分が、2つの意味で視点が変わったことで、同じストーリーが全く新しいものとして楽しめたことも嬉しかったです。
気がつけば安西先生や、リョータのお母さん側の視点で観ていた。
(桜木花道ってこうやってみると、とても戦略的且つ論理的で、軸もあって、賢いプレイヤーだなぁと。当時はあまり思わなかったけれど、流川こそ、とてもエモ路線なのだなと。そしてミッチはコート上では、理性で身体をコントロール出来る人。)
特に高校生って子どもと大人の境目。
彼らの意志に任せてあげたいけれど、彼らにとって最適解は何か、後悔しないようにやり切る大切さ、など。
発散することでないと整理できない葛藤とか。見守るしかないとか。ときに大人の思いも挟んでしまったりとか。
当時、ジャンプに齧り付いていた時代も、連れられて初めて観に行く同世代も、いまバスケットボールを手に走っている10代の若者にも刺さる部分が多いのではないかと。
最後は、ストレートに映画を楽しんだ上での、大好きな台詞のピックアップ。
-私だけかな
まだ勝てると思ってるのは
-キツくても
心臓バクバクでも
めいっぱい平気なフリをする
-おめーらバスケかぶれの常識はオレには通用しねえ!シロートだからよ!
-しっかりしろ!流れは自分らで持ってくるもんだろうがよ!
-負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる
とにかくみんなかっこよかった。
2023年しょっぱなから、
良い映画体験でした。