新木

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの新木のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく良作でした。ゲーム名が正確でないかもなので恐れ入りますが、「スーパーマリオブラザーズ」はもちろん、「ドンキーコング」「マリオカート」「スマブラ」「スーパーマリオ64」あたりも随所に余裕で入れ込んでくるあたりが素晴らしく。横スクロール見せつつ、立体的に展開する流れは美しかったです。キノコ(苦手なのは謎)で大きく/小さくなるのもゲームに忠実でうまく活かせておりました(タヌキ姿で活躍されても、、とは思いもしましたが)。

そして、時代をうまく反映できたように思えたのが、ピーチの立ち位置で。クッパに囚われて助けを求めるだけの存在になるのではなく、キノコ帝国の主としてマリオとともに奮闘する姿はいいですね。
一方で難しいように思えたのが、強さの表し方で。ゲーム上では、基本踏めば倒せるし接触すれば致命的なダメージを負うのだが、それだけではどうにもマンマミア案件ですよね。対DK戦以外はさほど破綻した見え方にはなっていなかったのがさすがでした。
兄弟愛に帰結させてしまうのは仕方ないとしか言いようがありませんが、物語としてはブルックリンでの配水工の話をもっと観たかったです。

クッパって亀の大ボスだったのかって初めて気づき、ノコノコはそういうことかと理解。ピアノ弾けるのはゲーム由来の設定なのかな。ピーチへの愛が深すぎるのはちょっと嫌だった。続編ヨッシー出てきそうで楽しみ!
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