このレビューはネタバレを含みます
イオセリアーニ映画祭2023初見鑑賞、これもシニカルな群像劇で、自分は「でまかせ」がテーマかなと思いながら観ていた、イベント的オチは財産をめぐる人々の醜さに集約されるが、冒頭から時折流れるテロのニュ…
>>続きを読む題名が謎だ。何の情報も得ていないのでわからない。映画で語られているならうっかり見落としている。
フランスの田舎のシャトーに住む男爵家の老婦人。一族の長であるこの老人が亡くなったことで遠くに散っていた…
一族の遺産相続話を横パン連発と唐突フレームイン/アウトの人物移動で目まぐるしく被写体を変える。これなら180分尺で飽き飽きしながら見たい。
絵画への視線といい人々の接触のない街描写といい過去作のモチ…
最初のシーンでこれ間違いなく好きな映画と思ったら最後は徹底的に風刺してて驚いた。リア充なおばあちゃん一般の方だそうで、彼女のシーンに吸引力があった。風刺できるのも対比できる綺麗なシーンを撮れるからで…
>>続きを読むオタール・イオセリアーニ監督。
3人の老女(家主、いとこ、メイド)が暮らすフランス郊外の古い城館が舞台の物語。
家主のマリ=アニエスは車椅子生活だが森で実弾射撃。
いとこのソランジュは自転車で活発…
なんとも後味の悪い「かけがえのない喪失」についての映画…。金銭により人の上に人は作られ、一族の関係性は引き裂かれ、豊かな文化は醜悪な面構えへと姿を変えてしまう。バブルの象徴と言えばゴッホの「ひまわり…
>>続きを読む「蝶採り」
冒頭、元気なソランジュ。趣味はラジオでニュースを聞くこと。牧歌的な共同体。バブル経済、広い庭での射撃、教徒の一団、共同生活、隣の城の主人の公証人、日本の商社マン、買収、奇妙な群れ、秩序…
古城に住むおばあちゃんが死ぬ件が良かった。古城の幽霊に、走る馬をスローモーションでとらえるショットが印象的だった。ラストショットも印象的。しっかし、バブル経済時の日本人嫌われてんなw 特にイオセリア…
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