スコセッシフォールド全開さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ビバリウム(2019年製作の映画)

2.5

宇宙人版カッコウの理不尽さがウザい話と、ビバリウムは反動物愛護なのか?という話。そこに幸せに代償はない、生きるとは何かを問うてくる。食べるものが決まってる、テレビ番組のクリエイティブ性の無さ、謎の肉体>>続きを読む

ポプラン(2022年製作の映画)

2.0

チ○チ○が時速200km/hで飛んでいく発想とか、何故か認知していて金儲けしている組織ポプランの会とか、珍々に纏わる小ネタとか、意味不明すぎて好きなんだけど、ね

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.8

吹き替えで(意訳のスペシャリスト、字幕よりも10倍良い)魅力にようやく気づいた字幕至上主義の奴。
あんだけバカやったのに哀愁で収めるの最高に粋な帰着。こんな素晴らしい映画を作れる人、地球にいたんだ。笑
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.0

生活保護システムの不完全さ、ただ仕事をしているだけの役人に罪はないけど断られた人たちは…てのが重要な訳で、瑛太の豹変シーンとあの墓のシーンは余計ではなかろうか。
身をもってケースワーカーの残酷さ(母子
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.1

空港での不穏なやり取り、距離の詰め方ですごいテロリストキャラが現れて楽しみだ!となったけどすぐに退場してしまう。ウイルスがばら撒かれたと全員が認知しだしてから退屈だったし、盛り上がりそうだったけど期待>>続きを読む

ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年製作の映画)

4.2

俳優とキャラのギャップが無く、究極の4人が集合した感がある。見やすいし、面白かった。ベンの意思で人間に戻るくだりとノーセンス邦題を除けば、完璧なヒーロー映画。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.4

圧倒的劣勢だけど、ただ”仕事”をしているだけ、と言わんばかりの背中がカッコよすぎるし、友の死でエンジンがかかるの熱すぎるし、もう素晴らしい。
アル・カポネの、お金でなんとかなる思想でずっとヘラヘラして
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

ゲーマーの下剋上にではなく、スポーツの興奮のソレと親子の確執ドラマに泣いた。音楽と会場の熱気とジャックの叫び。お父さんが感極まって耐えきれず再会早々すぐ泣いちゃって、それでもらい泣き。

才能とか天才
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.5

相方を助ける、はどこへやら。怒りに身を任せて暴虐の限りを尽くす。
轢き逃げと発砲が正当防衛になっちゃう。野次馬は拍手しちゃう。レンチ殴り、ブロック落としが許されちゃう。メディアが『襲撃された人達は犯罪
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.3

単発の犯罪シーンどれも暴力的で好きだし、特にエレベーターの暗転からの鈍い銃声音×2が何回でもおかわりしたくなる。全事件がカイザー・ソゼによって仕組まれ、警察も証言を疑わず、まんまと乗せられていたことに>>続きを読む

100歳の華麗なる冒険(2013年製作の映画)

4.0

フォレスト・ガンプ的数奇な人生パートと現在進行のおバカロードムービーが並走し、終始アランのおとぼけという名の狂気が炸裂する。数々の歴史的瞬間のキーパーソンであった100歳の面構えは違う。肝が座っている>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.0

主人公の過去にシンパシーを感じる、楽しい楽しいおバカ二人組、退屈なバイト、エロくない裸体。独特の雰囲気、緩さが良い。
時間を止めるプロットのズルさは数多くの映画が証明してきたわけだが、『フローズン・タ
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激突!(1971年製作の映画)

3.0

今でこそドライブレコーダーを証拠に、スマホで容易に警察に通報、厳罰化された煽り運転であるが、かの時代の『あっ、トラックに煽られた、終わった…』が本当に救いのない当時のありのままの再現で絶望しかなく、T>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

44歳まで観察され自我を奪われる運命にある、最悪すぎる血統を持つ子供を、その事実を承知した上で二人の愛の証として迎え入れる。長寿のために他者の人生を奪う御老体ら、ある程度の知名度を持った俳優を乗っ取り>>続きを読む

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

2.5

中盤まではワクワクした。イツメンが新興宗教の教祖になった、という会話の種程度だった話が、国際テロ行為にまで発展していき、止められるのは俺達だけ!物語に強制参加させられてしまう。何十年も前の曖昧な記憶の>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.5

モンスター映画には、続編はモンスター数を増やさなければいけない、とする古からの教えがある。義務教育で自分も習った記憶がある。そういう絶対的な契の前で、意味はないけどとりあえずぼやいてみる。

「情報過
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

2.8

オータムの地元ペンシルベニア州では中絶が認められていないように、またその地域の婦人科の助産師が事情も知らずに妊娠を推奨してくるように、病院の前で反中絶デモが行われているように、事の原因である犯罪者が今>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.1

ふと閃いたとんでもないことを、ウイルスによって倫理的に法律的に実行してはいけないとする制御装置のみが破壊されてしまうことで、しかもそれがどんどん伝達方法は不明だが拡散されていくことで、現世版ハビタット>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

4.1

ある一定速度以下で走ってはいけない条件の中であるあるな障害もあり、期待を裏切らない破壊シーンもあり、犯人との駆け引き騙し合いもある。展開の多さ、密度の濃さが満足度を底上げしてくれる。面白い。
偶然ハン
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アムステルダム(2022年製作の映画)

1.3

130分の内、興奮ポイントは、とある人が車に轢かれるその一瞬だけ。ずっと本筋と関係ない、中身のない会話を永遠としているトークトークトーク映画。必要のない脱線ばかりしていてつまらなすぎる。
『今に至る理
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.9

NOPEの、『これは考察のしがいがあるぞ?』の観客の反応に対して、ピールの『いや結構モンスター映画なんだけど』みたいな。もちろんテーマ性とかあるんだろうけど本質はそこ?という、まずはスペクタクルを体験>>続きを読む

ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

かれこれ2年ちょっと前まで遡るが、映画館での予告映像がこの『ハニーレモンソーダ』とのファーストコンタクトだった。少女漫画の実写化界隈に突如現れた新星、ラウール氏のあの嗄れたウィスパーヴォイスが耳から離>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.7

中年、御老体の、若くなくてもアクションはできるんだぞ、の激励カンフー。
同時多発するマルチバース全ての出来事を体験できる奴に対して、同じ感情をシェアして同じような目的を複数の世界線で達成するヴァースジ
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.1

人とお金を集める才にだけ恵まれた人間が権力を持つとこうなる。虚栄心は凄まじい。
美味しい話は自分に回ってこない、ではなくて、ウソの美味しい話を作ってみんなに回した話。めちゃくちゃたちが悪い。
青い海に
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シャザム!(2019年製作の映画)

1.8

『シャザム』と唱えると変身する。シンプルで宜しい。サ行が苦手な人には厳しい仕様。
シャザム前、後で中身も変わっている。テンションそんなに高かったっけ?笑ってたっけ?喋れたっけ?の相違。致命的。
足踏み
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

極端な権力構造(ケン0.バービー100)のバービーランド。リアルワールドで直面する"逆転"に、優位性を保持している者は盲目で有害だと知る。の確認を経て、再度バービー集権体制を復活させたのどうかしてる。>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.5

本当に続編?vsゾンビではない。一方的に狂人に絡まれるタイプのヒトコワ映画。悪い意味で面食らう。
明るすぎてスタジオが、セットが。カーチェイスが目玉なのにほぼCGで勿体ない。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

1.4

子供を奪う残酷さ。ペットショップで犬猫動物を買う人たち、愛を押しつけたい人たちに捧げる。突然いなくなっても文句など言えるはずがない。
疑似家族として迎え入れるにしては異質感の強い半獣人という存在。羊の
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

2.9

そういう仕組みになっていたのか、という補足的な驚きに過ぎない。伏線ではないので2回目の見え方が変わる、というわけでもない。前半の1時間の印象はそのまんま、つまらない〜なのが残念。
詐欺師が『一生懸命生
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どう考えても近年の邦画大作で収まらない出来。キャストも、扱う規模感も。和製アベンジャーズ。
続編が出る度に映画館に足を運びたいと思わせてくれる音響面でのこだわり。漏れなく隙なく絶え間なく聞こえる叫び声
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

2.9

赤松の初手武器、鍋の蓋。デスゲームに参加させられているとは思えない冷静なトーンで的確なツッコミすんの最高。それで戦えるのはキャプテン・アメリカだけ。なんだかんだ生き残る。クラスでそれなりの立ち位置にい>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

推理は間違っていたが事件は解決